グリストラップの清掃

飲食店などに設置されているグリストラップの掃除も、店内の衛生環境を保つために必要です。
ココも忘れずに清掃してください。

飲食店など業務用のキッチンを設置するときは、このグリストラップの設置義務がある場合が多いです。
これで排水に混ざっている残飯や油分を分離し、下水に混ざらないようになっているのですが、その分離したゴミや油分を掃除しないといけません。
コレをしないと、そのグリストラップの中で害虫が発生したり、ゴミが腐って異臭となったり、ココが詰まって排水が逆流してきたりします。
いずれも飲食店などでは避けたい事態でしょうから、しっかりと掃除してください。

その方法や頻度ですが、ほぼ毎日掃除した方がいいのはゴミをキャッチするバスケット部分です。
グリストラップの最初の層となり、排水に混ざっている生ごみはここに溜まります。
バスケットは取り出せますから、持ち上げてよく水を切り、中身は生ごみとして処分してください。

そしてグリストラップ内の表面に浮かんでいる油分も、日常的に掃除した方がいい部分です。
コレを分離するための設備にもなりますから、分離した油分もすくって処分してください。
掃除する頻度は、生ごみ用のバスケットと違って、週に1回程度でもOKです。
ただし、提供している料理が非常に脂っこいもので、排水に混ざる油分の量も多いなら、2〜3日に1回は掃除した方がいいですね。

これらがグリストラップの掃除の基本ですが、2〜3か月に1回は、これら以外の部分も軽く掃除すると衛生的です。
掃除は自分でもできますが、難しいときは専門業者に頼む方法もあります。
いずれにせよ、定期的な掃除が必要です。